おはようございます。ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山裕一です。
みなさまは、お祈りをすることはありますか。祈りはすべての人に与えられている特権です。是非とも、悲しい時、困ったとき、祈りをしていただきたいと思います。今日は、聖書にしるされている祈りについてお話します。
旧約聖書に、ネヘミヤという人物がいます。ネヘミヤは、旧約聖書が伝える神様を信じるユダヤ人でした。そのネヘミヤは、神様に対してこのように祈りました。
「耳を傾け、目を開き、あなたの僕の祈りをお聞きください」
ネヘミヤは、神様に対して祈りますが、自らを僕だといっています。これは、神様がまことの主人であるということです。祈る時に、自らをこのように低くすることは大切なことです。低くする、とは神様に期待をすることです。祈りは、神様に自らの思いを伝えることですが、神様に期待することからはじまります。
このように、神様に期待を寄せつつ、ネヘミヤは神様に耳を傾け、目を開いてくださいといっています。何が何でも、私の祈りを聞いてください、というネヘミヤの切なる思いが伝わってきます。こうした真剣さも、彼の祈りの特徴です。
祈る時には、真剣さと低くすることが大切でしょう。こうした祈りの姿勢をとる私たちの祈りを、神様は聞いてくださいます。そして、そうした祈りの姿をみていてくださるのです。祈る私たちに、神様のまなざしは確かにむけられているのです。