おはようございます。ひたちなか市足崎にありますひたちなか教会の牧師、小宮山裕一です。今日はひととき、聖書の話をさせていただきます。
聖書という書物は、今からだいぶ前に書かれた書物ですし、日本に住んでいる我々とは時代も地域も隔たりがあります。しかし、古今東西、人間であれば誰であれ、お腹が減れば食べるし、眠くなれば眠るのです。今日はそんな聖書の中の食べ物について、お話します。その食べ物はマナという食べ物です。
出エジプト記という書物をみますと、イスラエルと呼ばれる民族が、エジプトから脱出したという記事があります。イスラエルの人々は砂漠を旅するのですが、人々は食べ物がなくなりますと、神様に対して不満を口にするようになりました。このままでは、飢え死にしてしまうだろう、と。そのような不満を聞いた神様は、天から白いものを降らせます。これが、マナ、と呼ばれるものです。マナは白く、蜜の入ったウェハースのような味がする食べ物です。(出エジプト16:31参照)
残念ながら、マナは天から降ってきた食べ物ですので、今となってはどのような食べ物か、知る由もありません。しかし、神様の深い愛と慈しみは、今もわたし達に注がれています。不平不満があるなら、どうぞ、神様に向かって不平をぶつけてください。神様は、必ず祈りに答えてくださるお方です。天からのマナに勝る神様からの慈しみを、どうぞ受け取ってください。